エッグフライの種類と巻き方|釣果を変えるカラーとサイズの選び方
エッグフライは、その可視性と捕食本能への訴求力から、ニジマスやイワナをはじめとするトラウト類に非常に効果的なフライパターンです。特に水温が低くベイトが少ない時期には、魚の反応が鈍くてもエッグなら口を使うという場面が多々あります。しかし、「ただの丸いフライ」と侮るなかれ。カラーやサイズ、巻き方ひとつで釣果に大きな差が出るのがエッグフライの奥深さです。この記事では、代表的なエッグフライの種類と巻き方、さらには釣果を左右するカラーとサイズの選び方までを詳しく解説します。

エッグフライの代表的な種類と特徴
エッグフライにはさまざまなバリエーションがあり、使用シーンや水質に応じて使い分けるのが基本です。ここでは実績の高い定番タイプを紹介します。
● スタンダードエッグ
もっともシンプルで汎用性の高いタイプ。丸くて小さな卵状のシルエットを持ち、濁り水からクリアウォーターまで対応可能。カラーによって幅広い状況に使えるのが魅力。
● グローバグ(Glo Bug)
発色の良いマテリアルを使い、アピール力に優れたモデル。特にピンクやチャートリュースなど蛍光系カラーを使用したものは、濁り水や曇天時に高い釣果を誇ります。
● スポーンフライ(Yarn Egg with Dot)
中心に“目玉”のようなポイントカラー(ドット)を加えたエッグ。リアルな産卵卵を模しており、スレた魚にも効果的です。
● ビーズヘッドエッグ
卵部分の前方に金属ビーズを取り付けたタイプ。水深のあるポイントや速い流れでも沈下が速く、ドリフトの精度が上がる。深場でのニジマスやアメマス狙いに最適。
フライタイイング:エッグフライの基本的な巻き方
エッグフライは、タイイングの中でも比較的簡単な部類に入り、初心者にもおすすめです。以下に、もっともポピュラーな「スタンダードエッグ」の巻き方を紹介します。
【必要なマテリアル】
- エッグヤーンまたはグローヤーン(好みのカラー)
- スレッド(オレンジ、ホワイト、ピンク系が定番)
- フック:#12〜#16のニンフ用フック
- ハサミ、ボビンホルダー、ハックルプライヤー
【巻き方手順】
- スレッドをフックのシャンク中央に下巻きする
- 約1〜2cmほどカットしたエッグヤーンをフック上に乗せ、軽く押さえる
- スレッドを数回前後に巻いてヤーンを固定する(圧縮されることで丸い形ができる)
- ハサミでヤーンを球状に整える(丸くなるように注意)
- スレッドで数回留め、ウィップフィニッシュして完了
※ビーズヘッド付きの場合は、最初にビーズを通してからスタートする
巻き方に慣れてくると、ヤーンの切り方や巻き圧で微妙に形を変えることもできるようになります。カラーやサイズを変えて、バリエーションを揃えておくと実釣での対応力が大きく向上します。
カラー選びのコツ:水質と天候に合わせる
エッグフライは“色選び”で反応が大きく変わります。以下はフィールドでの定番セオリーです。
| 水質・天候 | おすすめカラー | 理由 |
|---|---|---|
| 濁りが強い、曇天 | ピンク、オレンジ、チャート | 視認性が高く、目立ちやすい |
| 澄んだ水、晴天 | クリーム、ホワイト、ペールピンク | ナチュラルに見せやすく、プレッシャーの高い魚にも有効 |
| スレた魚が多い | ドット入り、ミックスカラー | フライを見慣れた魚に違和感を与えにくい |
| 春先や産卵後 | 明るめのパステル系 | 流下卵を意識して自然に演出できる |
複数の色をローテーションすることで、魚のその日の“好み”に当てる確率が上がります。釣れないときこそカラーチェンジが釣果を呼びます。
サイズの選び方とフィールドでの使い分け
フライのサイズ選定も重要な要素です。大きすぎると見切られ、小さすぎると気づかれない――このバランスが釣果を左右します。
- #10〜12番サイズ:濁りが強い日や大型魚狙い、エッグ単体でしっかりアピールしたいとき
- #14〜16番サイズ:ナチュラルドリフト重視、小型魚狙いやプレッシャーの高いフィールド
- #18〜20番サイズ:スレた魚やクリアウォーターの渓流向け。複数のエッグを使った“ドロッパー”にも対応
「今日は反応が渋いな」と感じたら、サイズを1段階落としてみるのが有効な一手です。
市販フライの活用とおすすめ入手先
「自分で巻くのがまだ不安」「すぐに現場で使いたい」という方には、完成フライを活用するのもおすすめです。特にフライフィッシング│完成フライ専門店アートライズでは、実績重視で選ばれたエッグフライが多数取り扱われており、カラーやサイズのバリエーションも豊富。
渓流・湖・海と幅広いフィールドに対応したセット商品も充実しており、初心者から上級者まで信頼できる品質です。
まとめ:釣果を変えるエッグフライは“作り方と選び方”で決まる
エッグフライはシンプルに見えて、実は非常に奥が深いフライパターンです。魚がフライをどう見るか?水の中でどう動くか?その視点に立ってフライを巻き、選ぶことで、釣果は大きく変わります。
色、サイズ、沈み方、巻きの密度――そのすべてが「一尾の出会い」に影響を与えます。自作タイイングで表現を楽しむのもよし、完成フライを駆使して釣果を追求するのもよし。
まずは、釣りたいフィールドに合わせて数種のエッグフライを揃えてみてください。そしてその一つひとつを“狙いのある一投”に変えていくことが、フライフィッシングの醍醐味につながっていくはずです。
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