フライフィッシングで狙える魚の種類とフライパターン

フライフィッシングは渓流のヤマメやイワナだけでなく、湖や本流、さらには海で楽しむことができます。本記事では、日本のフライフィッシングの対象魚を淡水・海水に分け、それぞれの 特徴や楽しみ方 を詳しく解説していきます。
渓流で狙える魚の特徴と楽しみ方

渓流は標高の高い山間部に流れる清流で、3月~9月の解禁期間が中心となります。水の透明度が高く、美しい魚と出会えるのが魅力です。
| 魚種 | 釣れる時期 | 推奨フライ | 推奨フライサイズ |
| ヤマメ | 3月~9月 | ドライ、ウエット、ニンフ | #12~#16 |
| イワナ | 3月~10月 | ドライ、ウエット、ニンフ | #10~#14 |
| アマゴ | 3月~9月 | ドライ、ウエット、ニンフ | #12~#16 |
ヤマメ(山女魚)
- 特徴:流れの速い渓流に生息し、美しいパーマーク(斑点)が特徴。警戒心が強く、頭を使う釣りが求められる。
- 楽しみ方:ドライフライを流れに自然に乗せるナチュラルドリフトが重要。夏場はテレストリアルパターン(アリやバッタ)も有効。
イワナ(岩魚)
- 特徴:ヤマメよりも上流の冷水域に多く、貪欲にフライを追う。パーマークが少なく、体色は個体ごとに異なる。
- 楽しみ方:流れの緩やかなポイントで ニンフやウェットフライ も効果的。ドライフライにも積極的に出る。
アマゴ(天魚)
- 特徴:ヤマメに似ているが、朱点(赤い斑点)があるのが特徴。渓流の中流域に多い。
- 楽しみ方:ヤマメ同様に ドライフライやニンフ で狙うのが基本。活性の高い時は果敢にフライを追うため、サイトフィッシングも楽しい。
湖で狙える魚の特徴と楽しみ方

湖ではニジマスやサクラマスなどの大型魚が狙えます。寒冷期でも狙いやすく、一年を通して楽しめるのが魅力です。
| 魚種 | 釣れる時期 | 推奨フライ | 推奨フライサイズ |
| ニジマス | 通年 | ドライ、ウエット、ニンフ、ストリーマー | #6~#10 |
| ブラウントラウト | 通年 | ドライ、ウエット、ニンフ、ストリーマー | #6~#10 |
| サクラマス | 12月~5月 | ストリーマー、サーモンフライ | #4~#8 |
| ブラックバス | 4月~11月 | ストリーマー、バスバグ | #2~#6 |
| ブルーギル | 4月~11月 | ストリーマー、バスバグ、ドライ | #10~#14 |
ニジマス
- 特徴:湖や管理釣り場で最もポピュラーな魚種。ジャンプを伴う豪快なファイトが魅力。
- 楽しみ方: シンキングライン を使って深場を攻めるのが基本。水面を意識している時は ドライフライ も有効。
サクラマス
- 特徴:湖や本流に生息し、遡上する個体もいる。銀色の体色が美しく、サイズが大きくなる。
- 楽しみ方:本流では スペイキャスト を駆使した スイングの釣り が主流。湖ではストリーマーやウェットフライが効果的。
ブラックバス
- 特徴:ルアーフィッシングのターゲットとして有名だが、フライフィッシングでも狙える。障害物周りに潜み、トップウォーターの釣りが面白い。
- 楽しみ方:ポッパーやクラウザーミノーを使い トップウォーターゲーム を楽しめる。特に夏場の早朝や夕方が狙い目。
本流で狙える魚の特徴と楽しみ方

本流は流れが強く、スイングやドリフトを使った釣りが必要です。ツーハンドロッドやスペイキャストの技術も活かせます。
| 魚種 | 釣れる時期 | 推奨フライ | 推奨フライサイズ |
| サクラマス | 2月~6月 | ストリーマー、サーモンフライ | #2~#6 |
| アメマス | 11月~4月 | ストリーマー、サーモンフライ | #2~#6 |
| イトウ | 5月~10月 | ストリーマー、サーモンフライ | #2~#4 |
| 雷魚 | 5月~10月 | ストリーマー、バスバグ、ドライ | #2~#6 |
| ナマズ | 5月~10月 | ストリーマー、バスバグ、ドライ | #2~#6 |
サクラマス
- 特徴:本流の強い流れの中で育ち、遡上することでサイズが大きくなる。アタリは重く、強烈なファイトが特徴。
- 楽しみ方: スペイキャストを駆使したスイングの釣り が基本。流れの中でナチュラルにフライを泳がせることが重要。
イトウ
- 特徴:日本最大級の淡水魚で、自然保護の観点からキャッチ&リリースが推奨される。幻の魚とされることも多い。
- 楽しみ方:大型のストリーマーやマウスパターンを使用し、迫力のあるバイトを狙う。狙えるシーズンは短く、希少価値の高いターゲット。
海で狙える魚の特徴と楽しみ方

海のフライフィッシングは 河口や防波堤、サーフ などで楽しめる。ベイト(小魚)の動きを意識しながら釣るのがポイント。
| 魚種 | 釣れる時期 | 推奨フライ | 推奨フライサイズ |
| スズキ(シーバス) | 通年 | ソルトフライ、ストリーマー、サーモンフライ | #2~#6 |
| クロダイ | 5月~10月 | クラブパターン、シュリンプパターン | #4~#8 |
| メバル | 12月~4月 | マラブーミノー、スカルピンパターン | #6~#10 |
| カマス | 5月~11月 | クラウザーミノー、シラスパターン | #4~#8 |
| カツオ | 7月~10月 | ストリーマー、サーフキャンディ | #2~#6 |
| シイラ | 7月~10月 | ソルトフライ、ストリーマー | #2~#6 |
| アジ | 5月~10月 | マイクロストリーマー、ミッジパターン | #12~#16 |
| イワシ | 5月~10月 | ソルトフライ、クラウザーミノー | #8~#12 |
| メッキ | 7月~12月 | 小型ストリーマー、ソルトフライ | #6~#10 |
スズキ(シーバス)
- 特徴:ナイトゲームが特に人気。河口や港湾部に生息し、積極的にフライを追う。
- 楽しみ方:クラウザーミノーやポッパーを使い ナイトゲームや表層狙い が面白い。ベイトフィッシュの動きを意識することが重要。
メバル
- 特徴:夜行性で、特に冬場に活性が高まる。堤防や磯で手軽に楽しめるターゲット。
- 楽しみ方: マイクロストリーマーやミッジパターン を使用し、表層~中層を狙うのがポイント。
アジ
- 特徴:群れで回遊するため、群れに当たると数釣りが楽しめる。
- 楽しみ方: シラスパターンやマイクロストリーマー が効果的。フライサイズは小さめの #12~#16 が最適。
メッキ(ロウニンアジ幼魚)
- 特徴:暖かい時期に沿岸で見られ、スピードのあるバイトが特徴。
- 楽しみ方: 小型ストリーマーやシラスパターン を使い、速いリトリーブで誘うと良い。
河川中流域・下流域で狙える魚の特徴と楽しみ方

河川中流域・下流域では、ウグイやオイカワなどの小型魚から、大型のコイやナマズまで幅広い魚種がフライフィッシングのターゲットになります。特に都市部でも釣りができる環境が多いため、気軽に楽しめるのが魅力です。
| 魚種 | 釣れる時期 | 推奨フライ | 推奨フライサイズ |
| ウグイ | 通年 | ドライ、ウエット | #12~#16 |
| オイカワ | 5月~10月 | ドライ | #16~#24 |
| コイ | 5月~10月 | エッグパターン | #6~#10 |
| フナ | 通年 | ソフトハックル、ニンフパターン | #12~#16 |
| アユ | 6月~9月 | チェコニンフ、ミッジパターン | #18~#22 |
| ボラ | 通年 | クラウザーミノー、ストリーマー | #4~#8 |
| ニゴイ | 通年 | 大型ドライ、ストリーマー | #6~#12 |
ウグイ
- 特徴:流れの緩やかな場所に群れで生息し、比較的簡単に釣れるため初心者にもおすすめ。ライズがあるときはドライフライが効果的。
- 楽しみ方:パラシュートアダムスやエルクヘアカディスを使い、流れに自然に乗せるナチュラルドリフトが基本。活性が低いときはニンフやウェットフライも有効。
オイカワ
- 特徴:小型ながらフライへの反応がよく、ライズを狙った釣りが楽しめる。透明度の高い水域ではサイトフィッシングも可能。
- 楽しみ方:グリフィスナットやCDCカディスなどの小型ドライフライを使用し、ハッチに合わせたパターンを選ぶと効果的。
コイ
- 特徴:流れの緩やかなポイントに生息し、大型個体は強い引きが魅力。サイトフィッシングで狙うことも可能。
- 楽しみ方:エッグパターンやカーペットフライなどのフライを使い、じっくりと沈めながらアプローチする。浅瀬で水面を意識しているときはドライフライでも釣れる。
フナ
- 特徴:警戒心が強く、特に大きな個体は簡単には釣れないため、繊細なアプローチが必要。
- 楽しみ方:ソフトハックルやニンフパターンを使用し、じっくりと探る釣りが有効。流れの緩やかなポイントを重点的に攻めると良い。
アユ
- 特徴:流れのある河川に生息し、小型のフライに反応しやすい。警戒心が強いためアプローチが重要。
- 楽しみ方:パラシュートアントやミッジパターンなどの小型フライを使用し、流れに乗せるナチュラルドリフトを意識する。
河川下流域で狙える魚の特徴と楽しみ方

ボラ
- 特徴:河口付近に群れることが多く、警戒心が強い個体もいるが、群れに当たれば数釣りが可能。
- 楽しみ方:クラウザーミノーやストリーマーを使用し、リトリーブ速度を変えながら誘うのが効果的。
スズキ(シーバス)
- 特徴:ナイトゲームが面白く、河口や港湾部に生息する。流れの変化を意識すると釣果が上がる。
- 楽しみ方:デシーバーやクラウザーミノーを使い、ナイトゲームや表層狙いが効果的。ベイトの動きをよく観察することが重要。
ナマズ
- 特徴:夜行性で、特に雨後の増水時に活性が高くなる。トップウォーターの釣りが人気。
- 楽しみ方:ポッパーやラバーレッグパターンを使用し、水面を意識した釣りが楽しい。ナイトゲームでは派手なアクションが効果的。
雷魚
- 特徴:水草の多いエリアに生息し、トップウォーターフライへのバイトが豪快。
- 楽しみ方:バニーフライやフロッグパターンを使用し、水草の上を引いてくると激しいバイトが楽しめる。
まとめ
フライフィッシングは渓流だけでなく、湖や本流、さらには海でも楽しめる釣りです。それぞれの魚の特徴を理解し、適したフライを選ぶことで、より釣果を伸ばせるでしょう。
「フライフィッシング=渓流の釣り」というイメージを超えて、さまざまな環境で新たなターゲットを狙うことに挑戦してみませんか?」
今後もフライフィッシングの楽しみ方を紹介していきますので、ぜひお楽しみに!
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