ニンフビーズの種類と比重による違い|沈下速度と釣果に直結する選び方の基本
「沈めたいのに浮き上がる…」
「重すぎて着水と同時にボトムへ…」
そんな悩みを解決するカギが、**“ニンフビーズの素材と比重の理解”**です。
ニンフに取り付けられたビーズは単なる装飾ではなく、沈下速度、泳ぎ、そして釣果そのものに直結する重要パーツ。
この記事では、ニンフビーズの種類とそれぞれの比重による違い、効果的な使い分け方を、実践的に解説します。
こんな記事も読まれています。ニンフフライセットで始めるフライフィッシング~初心者入門ガイド~

ニンフビーズの基本構造と役割とは
フライのヘッド部分に取り付けられるビーズは、以下の3つの役割を担います。
- 沈下速度の調整(重さによる)
- フライ姿勢の安定化
- 視認性・アピール力の強化(光沢・カラーによる)
特に沈下速度を左右するのが「素材と比重」であり、目的に合わせて使い分けることが釣果の分かれ目になります。
素材別|代表的なビーズの種類と比重
| 素材 | 比重(目安) | 特徴 | 向いている状況 |
|---|---|---|---|
| タングステン(Tungsten) | 約19.3 | 非常に重い・素早く沈む | 急深ポイント、流速が速い場所、ディープゾーン狙いに◎ |
| ブラス(真鍮 / Brass) | 約8.5 | 標準的な重さ・ややゆっくり沈む | 中流〜浅場、ナチュラルなドリフトを演出したいとき |
| ガラス(Glass) | 約2.5 | 非常に軽い・装飾的な役割が強い | 浮き沈みのバランス重視・羽化中ピューパ表現など |
| プラスチック系 | ~1.5程度 | 重量ゼロに近く、ほぼ装飾専用 | 表層狙い・フロータントとの併用前提 |
タングステンはブラスの約2倍以上の比重があるため、同じサイズでも沈下速度が劇的に変わります。
沈下速度の実例比較(同サイズ・同形状)
| ビーズ素材 | 1m沈下までの目安時間 |
|---|---|
| タングステン | 約1〜1.5秒 |
| ブラス | 約3秒〜4秒 |
| ガラス | 約6秒〜8秒 |
※流速やティペットの太さで変動しますが、素材の違いで2〜5秒以上の差が生じます。
これは魚がいるレンジに「届く/届かない」を決定づける時間差です。
実釣での使い分け|素材選びの基本戦略
● タングステンビーズが有利なシーン
- 落ち込み直下で素早く沈めたいとき
- 水深のあるプールを狙うとき
- インジケーター釣法でボトムを攻めたいとき
- 強風でラインコントロールが難しいとき
● ブラスビーズが向いている場面
- ナチュラルなドリフトを狙いたいとき
- 中層で定位する魚をじっくり誘いたいとき
- 魚が重たいフライに反応しにくいとき
● ガラスビーズや軽量ビーズが活きる状況
- 羽化途中の虫を演出したいとき(CDCピューパなど)
- 表層直下の食わせがカギになる日
- スレた魚に違和感を与えたくないとき
👉 ビーズ素材の違いで効果を比べたいなら、フライフィッシング│完成フライ専門店アートライズ で「タングステン系/ブラス系」など素材別に完成フライを探すのがおすすめ。釣り場に合わせて複数種を準備しておくと万全です。
サイズとカラーも戦略の一部になる
- サイズ:直径2.0mm〜4.6mmが主流。大きいほど重く、シルエットも大きくなる。
- カラー:ゴールド・ブラック・コパー・レッドなど。光の加減や水質により見え方が異なる。
例:晴天で透明度の高い日 → ブラックやコパーでナチュラルに
例:濁りがある → ゴールドやシルバーで視認性アップ
比重と水中姿勢の相互関係
| ビーズ位置 | フライの姿勢 | 表現できる虫の状態 |
|---|---|---|
| ヘッド前方 | 頭下がり → 素早く沈む | ストリーマー/深場ニンフ |
| ボディ中心 | 水平姿勢 | 自然なドリフト/ピューパ系の羽化 |
| 後部寄り | 尻下がり | 定位ピューパ/自然落下の小型昆虫など |
比重が高いとどうしても“頭下がり”になりがち。
これを利用することで「沈めたいけど自然に見せたい」という矛盾も解決できます。
まとめ|素材の違いを活かして狙いのレンジに届ける
ニンフビーズは単なる重りではなく、「釣果を生む調整装置」です。
素材、比重、サイズ、カラー、配置…すべてが水中での姿勢・速度・反応に影響します。
「どれでもいい」ではなく、「この場所、この魚、この条件ならこれだ」と選べる知識が釣果の差になります。
👉 実釣に即したタングステン・ブラス・ガラス使用の完成フライは、フライフィッシング│完成フライ専門店アートライズ にてチェック可能。釣行前の戦略的準備に、ぜひお役立てください。
▼ フライフィッシングの基礎をもう一度おさらいしたい方はこちら
フライフィッシングとは?初心者向けの基本・道具・釣り方ガイド【2025年最新版】
コメント
この記事へのトラックバックはありません。














この記事へのコメントはありません。